物流業界におけるIP無線ソリューションの活用事例
MCA無線を負担なくIP無線システムに移行
新システム活用で業務の効率化を実現
運輸
藤木陸運株式会社様
MCA無線からIP無線に移行し、動態管理システムも導入したことで- 海上コンテナ輸送業務に必要な無線システムの継続性、経済性、利便性を確保
- 費用と運用に負担なく、かつ、スムーズに無線システムの刷新を実現
- 業務の効率化、迅速化を実現。現場の負荷軽減にも貢献
スマートウェーブのIP無線システムへの移行を実施したことで、従来のランニングコストへの影響を最小限に抑え、最新の機器やシステムの導入を実現。さらに、業務の効率化や迅速化、中長期的なコストダウンも実現。
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課題MCA無線サービスが2029年に終了する。海上コンテナの輸送業務では無線機の利用は必須であるため、早期に移行して課題を解決しておきたい。
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解決策費用負担がほとんど無く、使い勝手も変わらないスマートウェーブのIP無線機への移行を実施。さらに、動態管理システムも導入する。
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評価15秒毎の高い精度の動態管理システムの活用により業務の効率化、迅速化が実現された。また、運行管理者、ドライバー双方の負荷軽減も実現して現場から喜ばれている。
背景
藤木陸運株式会社 管理安全対策室
課長 井上 陽二 様
課長 井上 陽二 様
「始業時に海コンを積載し配送する車両の予定は決まっています。しかし、実際の現場では、当日発生する需要に対して臨機応変に車両に指示を出すことが求められるようになります。このため、無線機は海コン輸送に必須の道具なのです」(藤木陸運株式会社 管理安全対策室 課長 井上 陽二 様)
藤木陸運様では、長年にわたり、MCA無線を利用してきましたが、MCA無線サービスは2029年に終了することが2023年の秋に告知されました。
「MCA無線の後継となるシステムを期限前に導入する必要があり、代理店に提案を求めました」(井上様)
経緯
MCA無線機で利用していた
マイクを流用
マイクを流用
車両取付作業もスムーズに進められる
さらに、数年後に無線機のリース期間が終了すれば、ランニングコストが下がることも見通せています。どうせやるならば、早く取り組めば、早く経営効果がでますからね」(井上様)と早期に取り組まれた狙いを説明いただきました。
また、MCA無線機で利用していた周辺機器(マイク、取付金具など)が、スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000では利用可能であったことも好評だったそうです。
「既存のマイクを利用できたことは費用の削減にもなり、また、従来と使い勝手も変わらないため、現場の移行もスムーズでした」(井上様)と、操作説明会のような現場の移行工数も不要であったようです。
他にも、MCA無線機とは異なり、社屋や車外に設置するアンテナも不要であるため、このコストや不具合リスクが無くなる点、数年おきに必要であった無線免許更新の手間やコストも不要となる点など、多数のメリットを代理店から説明いただき、早期に更新する意思を固めたそうです。
導入効果 ~月額費用を増やさずに利用価値を高める~
高精度な動態管理システム導入は、
業務の効率化・迅速化に貢献
業務の効率化・迅速化に貢献
スマートウェーブの動態管理システムiGPS7plus導入後、運行管理者は、PC画面上で15秒毎に各車両の位置が把握できるようになりました。これにより、無線通話で位置確認の問い合わせを行う必要が無くなり、運行管理者から各車両に、迅速で適切な指示を出せるようになりました。
また、「コンテナを積載した車両は関東一円のお届け先に向かいます。この車両が戻ってきたことも、地図画面を見ればすぐにわかります。もちろんヤードの中にいる車両は、位置を正確に把握できているので、現場の担当者からは、とても便利になったと喜ばれています」(井上様)と、動態管理システムを導入して効果があがっていることの説明をいただきました。
「MCAのサービス終了することが明らかになったタイミングで、早期に手を打つことで、費用増大することなくIP無線に移行できました。新機能が利用できるようになり、かつ、長期的にはランニングコストの削減も期待できるようになりました」(井上様)と、スマートウェーブのIP無線システムに移行した経緯と成果をご説明いただきました。
藤木陸運様での事例から、海上コンテナ輸送におけるスマートウェーブの
IP無線ソリューションの導入効果を、以下の3つの視点で説明させていただきます。
MCA無線機よりも費用対効果を向上させられる
一般的には、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下の費用が不要となり、またランニングコストの低減も期待できます。
一方、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下のメリットを得ることができます。
- 免許更新の手間や費用が不要
- アンテナなど屋外設置部のメンテ費用や故障リスクも消滅
一方、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下のメリットを得ることができます。
- 全国広域で通話が可能となります
- 都市部では、商業施設のビル構内や都市高速道のトンネル内でも通話が可能
- 山間部でも、主要道を走行している間はほとんどのエリアで通話が可能
スマートウェーブの車載型IP無線機は移行がスムーズ
スマートウェーブの車載型IP無線機はMCA無線からの移行がスムーズで、導入工数の削減も期待できます。
また、スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000は、MCA無線機と同じくアルミダイカスト筐体を採用。車載型の無線機に求められる堅牢性を実現しています。
- 無線機の形状が同じであるため、車両への取付作業が容易。
車両の停止時間も少なく済みます。 - マイク、取付金具等、周辺機器の流用が可能であるものが多くあります。
- 操作感が同じなので、現場の再教育なども不要です。
また、スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000は、MCA無線機と同じくアルミダイカスト筐体を採用。車載型の無線機に求められる堅牢性を実現しています。
取付ネジの位置、コネクター形状が同じである。
優れた動態管理システムを運用できるようになります
車両の位置を把握することで、業務の高率化、迅速化が実現されます。これは、管理者、ドライバーの双方の負荷軽減にもつながります。
特に、スマートウェーブの動態管理システムiGPS7plusは、15秒毎の精度の高い位置把握が可能。適切な判断、適切な指示を行うことができます。
iGPS7plusは、ランニングコストがかかりません。また、無線機の台数に応じた費用増もありません。さらに、他システムとの連動も可能であるため、各業界のニーズに応じた発展をさせていくことも可能です。
特に、スマートウェーブの動態管理システムiGPS7plusは、15秒毎の精度の高い位置把握が可能。適切な判断、適切な指示を行うことができます。
iGPS7plusは、ランニングコストがかかりません。また、無線機の台数に応じた費用増もありません。さらに、他システムとの連動も可能であるため、各業界のニーズに応じた発展をさせていくことも可能です。
出荷管理システムと連携させて運用している例
販売店のご紹介
横浜通信機様スマートウェーブのIP無線機はMCA無線周辺機器を流用できるため、MCA無線機を使用しているお客様に対し、費用及び運用面での負担の少ない提案をできる商品です。
動態管理システムもオンプレミス型を導入する事で、無線台数に乗じたランニング的な費用負担なくご使用頂く事ができるので、車両台数の多いお客様には非常に好評です。