運輸でのIP無線ソリューションの活用事例
サンコー運送株式会社(大阪)様
運輸
定時配送の約束に応えるIP無線ソリューション
ポイント
- 通信エリアが広いIP無線機
- 事務所でリアルタイムの車両位置と走行履歴を把握
- 定時配送の約束に応える無線機と動態管理システム
サンコー運送株式会社様は、京阪神地区で新聞社の印刷所から刷り上がった新聞を新聞販売店に配送する新聞輸送会社です。時間の経過とともに伝える情報の価値が失われる新聞という商品の特性上、配送の遅れは致命的です。このため、突発的に発生した事故や災害のような遅延リスクが発生した時に、定時配送を維持する優れたリカバリー手段を確保する必要性を感じておられました。
IP無線を導入する前は、MCA無線でドライバーと音声で連絡を取り合っていましたが、山間部などの不感地帯では携帯電話も使わざるを得ませんでした。
また、事故や災害などが発生しても深夜という暗い時間帯の配送であることから、ドライバーは今、どこにいるかを咄嗟に伝えることができず、現場確認や応援者の派遣などに手間取ることもありました。
そこで、荷主様からも動態管理システムの導入を勧められたこともあり、スマートウェーブのIP無線ソリューションを導入しました。これにより、
- 確実な連絡:IP無線の広い通信エリアによって、事故や災害などの緊急事態発生時の応援派遣で確実な連絡が取れるようになりました。
- 車両位置が一目瞭然:動態管理システムの導入によって、事務所のパソコンにリアルタイムに車両の位置が地図上に表示されるようになりました。ドライバーからの申告に依存せずリアルタイムに車両の位置が把握できるので、応援車両を確実かつ迅速に誘導できるようになりました。
- 安全運転への貢献:ドライバーは事務所から音声でルート指示を受けられるので、携帯電話やカーナビを操作する必要が無くなり、運転に専念できるようになりました。
定時配送の約束に応えるスマートウェーブのIP無線機とGPS動態管理システムの導入により、G20サミットで事前予告無しに行われた道路封鎖でも、適確なルートを探し出した車両の走行ルートを全車両で共有し、定時配送を実現できたそうです。