トム通信工業株式会社
スマートウェーブ・テレコミュニケーションズ社
トップ導入事例国際コンテナ輸送株式会社様

物流業界におけるIP無線ソリューションの活用事例

ITシステムとIP無線の併用運用で、
業務効率向上と安全性・確実性を追求

運輸
国際コンテナ輸送株式会社様
スマートウェーブの車載型IP無線機への移行によって
  • 海上コンテナ輸送業務に不可欠な無線システムの継続性を確保
  • 無線通話で刻々と変化する現場を把握、ドライバーをサポート
  • ITシステムの良さ、無線通話の良さを生かした運用
 旧仕様の無線機をスマートウェーブのIP無線機に移行。基幹システムとも連動するICTシステムによる業務効率化と無線通話による連絡体制を組み合わせた運用で業務効率向上と安全性・確実性を実現。
  • 課題
    ITシステムを活用しつつも、瞬時に臨機応変な判断と対応をサポートできる無線機の利用は欠かせないため、旧式化してきた無線機の更新が必要であった。
  • 解決策
    現場での実用テストを行って、使い勝手が良く費用負担も増さないスマートウェーブのIP無線機を選定。
  • 評価
    ITシステムによるドライバーへの指示に加えて、無線機による通話での確認、相談、注意喚起で、刻々と変化する状況にも円滑に現場業務を回すことができている。

背景 ~ITシステムとIP無線の併用が現場のニーズ~


本社企画部 兼 管理部
グループリーダー 匂坂 優希 様
 国際コンテナ輸送株式会社様は、海運業大手の商船三井グループ企業として、陸揚された海上コンテナを各地に運ぶ海上コンテナ輸送の業務を行っています。
 この業務でスマートウェーブのIP無線機を活用いただいており、この度、その利用状況をお伺いさせていただきました。

 「当社のドライバーは、基幹システムに連動するタブレットを携帯して業務にあたっています。この端末を通じてドライバーに具体的な指示が伝えられます。
 しかし、実際の現場では、日々発生する課題に対処すべく臨機応変に車両から相談を受け指示を出していくことも求められます。このため、無線機は海コン輸送の業務に必要なのです」(国際コンテナ輸送株式会社 本社企画部 兼 管理部 グループリーダー 匂坂 優希 様)

経緯 ~IP無線の切り替えを安心して実施~


ITシステムと無線機を活用して海コン輸送の現場を支援


携帯型IP無線機も併用して使用。ドライバーを待たせない。途切れない連携に対応
 国際コンテナ輸送株式会社 様では、使用していた無線機の仕様が旧式化したため、新しい無線への更新を検討されました。
 「代理店から提案を受け、スマートウェーブの無線機をお借りして試してみることにしました。埠頭でも良好につながり、安心して無線機の切り替えを行うことができました」(匂坂様)

 「コンテナを積載した車両は関東一円のお届け先に向かいます。そして、関東一円から戻ってきます。しかし、道路事情によりヤードの閉鎖時間までに帰着できない場合も少なくありません。そのような時には、無線機を活用し、運行管理者とドライバー間で相談を行い、臨機応変に迅速な判断と対応を行っています」(匂坂 様)

 ヤードの混雑状況や道路事情などにより、タブレットに指示されたスケジュール通りに業務が進捗しないことは多々あるようで、無線機による支援は欠かせないそうです。
 取材時も、続々とドライバーからの問い合わせがあり、事務所スタッフは、迅速に応答していました。(なお、スタッフは、ちょっとした打合せで離席する際にも、飛び込んでくる連絡に対応できるよう、指令局仕様の無線機の他に、携帯型IP無線機も併用していました)

導入効果 ~無線機のメリット、そして携帯電話を使用しない理由~


運転中にも情報共有が行えるのが無線機活用の効果


道路事情は刻々と変化する。現場の状況を把握し指示を仰ぐ
 『ITシステム連動のタブレットがドライバーに配備されているため、もう無線機を使う必要性は低いのではないか?』との意見もあったそうです。しかし、現場からは、無線機の利用は欠かせないものとして求められていたそうです。
 また、「ドライバーとの連絡手段に携帯電話を使うことは、安全上の課題も大きくコンプライアンスにも反する」(匂坂 様)ため、無線機を引き続き運用する必要があると判断されたそうです。

 無線機を採用する効果を、いくつか挙げていただきました。
 まず、情報の即時伝達性です。「ドライバーは運転中にタブレットで情報を受け取ることはできません。しかし、無線機であれば、瞬時に、口頭で、必要事項を各ドライバーに届けることができます。必要であれば、一斉に全ドライバーに情報伝達を行うことができる点も無線機の欠かせない機能です」(匂坂 様)
 ヤードの状態、道路の状態が刻々と変化することは避けられず、運転中でも遅滞なく臨機応変に対応するためには、無線機は必須の道具であることがわかります。

 また、ドライバー間で横の情報連携ができることも無線機の有用性です。
 「例えば、無線機を使えば『★★付近は渋滞中だぞ』というようなリアルタイムな道路情報なども一斉かつ瞬時に各ドライバーに伝達できます」(匂坂 様)
 このように、ドライバー間での情報交換の手段としても無線機は有効活用されていました。

 最後に、口頭での注意喚起に意義があるという点の説明をいただきました。
 「何よりも毎朝「『安全運転で行きましょう』という注意喚起ができることが、大事だと思います」(匂坂 様)
 ドライバーの士気や意識を高め、組織として仕事を進めていくうえで、無線機による通話での注意喚起は、ITシステムとは違う側面で経営効果を発揮しているようです。

国際コンテナ株式会社様での事例から、大型輸送におけるスマートウェーブの
IP無線機への移行の意義を説明させていただきます。

MCA無線機よりも費用対効果を向上させられる

 一般的には、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下の費用が不要となり、またランニングコストの低減も期待できます。
  • 免許更新の手間や費用が不要
  • アンテナなど屋外設置部のメンテ費用や故障リスクも消滅

 一方、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下のメリットを得ることができます。
  • 全国広域で通話が可能となります
  • 都市部では、商業施設のビル構内や都市高速道のトンネル内でも通話が可能
  • 山間部でも、主要道を走行している間はほとんどのエリアで通話が可能

スマートウェーブの車載型IP無線機は移行がスムーズ

 スマートウェーブの車載型IP無線機はMCA無線からの移行がスムーズで、導入工数の削減も期待できます。
  • 無線機の形状が同じであるため、車両への取付作業が容易。
    車両の停止時間も少なく済みます。
  • マイク、取付金具等、周辺機器の流用が可能であるものが多くあります。
  • 操作感が同じなので、現場の再教育なども不要です。

 また、スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000は、MCA無線機と同じくアルミダイカスト筐体を採用。車載型の無線機に求められる堅牢性を実現しています。

取付ネジの位置、コネクター形状が同じである。

販売店のご紹介

松和電子システム株式会社様
車載型IP無線機として信頼、実績の有るスマートウェーブのIP無線機をご提案致しました。
現場でトライアル実施させて頂き、不安材料を取り除いた状態で他社の無線機からスムーズに移行できました。
国際コンテナ輸送株式会社様は、ITシステム連動のタブレットがドライバー様に配備されているなか、スマートウェーブのIP無線の即時性と確実なエリアの音声通話が、日々の現場で求められる臨機応変な対応に運転中でも情報共有の活用できると評価いただいております。
松和電子システム株式会社
情報通信システム部
主任 松下 哲 様

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