トム通信工業株式会社
スマートウェーブ・テレコミュニケーションズ社
トップ導入事例株式会社 磐根様

運輸でのIP無線ソリューションの活用事例

車両のリアルタイム位置把握でドライバーをサポート
組織全体で輸送品質を高める体制を構築

運輸
株式会社 磐根様
車載型IP無線機SV-2000と動態管理システムの導入により
  • 事務所からドライバーをサポートして円滑な配送を実現
  • 誰もが働きやすい職場を無線システム活用で実現
  • 組織全体で高い輸送品質を実現できる体制を構築
 スマートウェーブのIP無線システムの導入により、事務所からドライバーのサポートを適確に行えるようになりました。また、ドライバー同士のグループ通話も業務効率向上や安全運行を実現する上で有効となり、組織全体で輸送品質を高めていく体制を構築できました。
  • 課題
    物流業はドライバーのスキルに依存してしまうことが多い。また慢性的な人手不足の状態にある。幅広い人材に輸送業務に携わってもらいたいが、輸送品質を落とすことはできない。
  • 解決策
    IP無線システムの導入で、事務所で車両の位置を適確に把握し、ドライバーといつでもコミュニケーションが取り合えるようにした。ドライバーのスキルに依存しない輸送品質を確保する運用体制を構築。
  • 評価
    夜間、かつ時間厳守が必要な新聞の輸送であっても、車両の動きを見守り、必要とあらばいつでもドライバーをサポートできるため、高い輸送品質を保てるようになった。

背景


株式会社 磐根
代表取締役 平井 政浩 様
 株式会社 磐根 様は、2t、4tトラックによるルート配送中心にした業務を行っておられます。主な業務は、新聞を印刷工場から各販売店へ輸送する業務や、衣料品、野菜、薬品などの雑貨品を工場や物流センターから販売店・店舗に配送する業務です。メインとなる新聞の輸送は深夜になり、また時間を厳守する必要がある輸送業務です。

 磐根では幅広い人材をドライバーとして雇用しております。しかしながら、輸送品質は保たなければなりません。そこで無線機をうまく活用していくことはとても重要になります。(株式会社 磐根 代表取締役 平井 政浩 様)

経緯


配送トラックには、車載機として
実績豊富なIP無線機を採用
 以前は、MCA無線を導入しておりました。携帯電話とは異なりグループ通話が行える無線機の活用は物流業ではとても有用でした。しかしMCA無線は不感地帯が多々あり、時に連絡が取れないこともあったため、当社は早い段階からIP無線に切り替えを行っておりました。これにより不感地帯はほぼ無くなりドライバーと常に安心して連絡を取り合うことができるようになりました。(平井 様)

 現在は、配送トラックにスマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000を導入。事務所では動態管理システムiGPS on NETを導入いただいております。

 以前に利用していた動態管理システムは、分単位の間隔でしか位置情報を把握できなかったので、指示を出した時には、トラックが既にその場所を通り過ぎてしまっているようなこともありました。しかしスマートウェーブの動態管理システムはリアルタイム性が高い(15秒毎)ため、車両の位置を高い精度で把握できるようになり、事務所から適確な指示を出してあげることができるようになりました。(平井 様)

導入効果


事務所には、動態管理システムiGPS on NETを導入、適宜トラックに指示を出すことができます。
 携帯電話とは異なり、無線機はグループ通話ができるため、仲間同士で助け合って仕事を進めることができます。特に夜間の運転では、お互いに「安全運転で行こう」と肉声で声を掛け合うことで、士気を高め安全な運行に役立っていると思います。また、先行する車両が道路状況を伝えることで、事務所と後続のドライバーはこれを加味した対応を先んじて行うことができます。例えば、ゲリラ豪雨とか局地的なトラブル対応にも役立ちます。(平井様)

 磐根様では、運行管理者がIP無線システムを活用することによって、ドライバーを「見守り」、必要な「サポート」を行うことができる体制を構築したことで、幅広い人材に運転を任せながらも、高い輸送品質を確保できるようになりました。
 これにより、ベテランドライバーのスキル頼りの輸送品質ではなく、組織全体で輸送業務の品質を高める体制が構築されました。

磐根様での事例から、運輸業におけるスマートウェーブの
IP無線ソリューションの導入効果を、以下の3点で説明させていただきます。

グループ通話の機能で働きやすい職場作り

 携帯電話は一対一の通話しかできませんが、無線機であればグループ通話の機能があり、物流業界では、この機能の活用で様々な経営効果を得ることができます。また、無線機は携帯電話のように都度の着信操作を行わなくても、様々な情報を聞き取ることができるため、最新の道路状況や仲間の状態を把握することができます。また安全運行と法令順守の点からも携帯電話の運転中の利用は望ましくありません。

 ドライバーはトラック乗車中に一人だけで仕事をすることが多くなりますが、たった一人だけで仕事をしているのではなく、必要とあらば仲間と助け合いながら一緒に仕事を進められるという安心感やモチベーションを持てるようにすることが大事になります。ドライバーにとって働きやすい環境を提供できるIP無線システムの役割は物流の経営者として重要だと思っています。(株式会社 磐根 代表取締役 平井 政浩 様)


ドライバー間の情報交換が進む無線機のグループ通話機能は、労務対策としても重要。

適確な位置把握で、ドライバーをサポート

 スマートウェーブのIP無線機は、15秒毎に位置情報を発信するため、リアルタイム性の高い位置把握が行えます。また、動態管理システムiGPS on NETは、VICS情報も地図画面上に表示されますので、渋滞や規制などの道路状況も把握できます。
 運行管理者は、こうした情報を把握することで、ドライバーに適確な指示を出すことができます。また、荷主にトラックの位置を把握した上で、連絡や相談を行うことも可能となります。

 ドライバーは、困ったことがあれば、事務所から適確なサポートを受けることができるため、心理的な余裕も生まれ、安全運転に集中することができます。

クラウド型動態管理システムiGPS on NETは、15秒毎の高いリアルタイム性でトラックの位置把握を行うことができます。

物流2024年問題の解決策模索の視点から

 現在の物流業界では、「物流2024年問題」が頻繁に取り沙汰されており、一層の人手不足が課題となることが予想されています。

 磐根様では、スマートウェーブのIP無線システムの導入によって、常に事務所や仲間と連絡を取り合うことができるグループ通話の活用と、車両の位置を高い精度で把握できる動態管理システムの導入により、ドライバーを「見守り」、必要な「サポート」を行うことができる運用を組織全体で実現しています。これによって積極的な人材募集と人材活用も可能となっております。

 ベテランドライバーのスキル頼りの輸送品質ではなく、幅広い人材の戦力化を可能とし、組織全体で高い輸送品質を確保していく体制が運用されている磐根さまは、物流2024年問題を克服する方法を既に実現していると言えそうです。

2024年問題の課題克服の一助として、IP無線機と精度の高い動態管理システムの導入は有効です。

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