物流業界におけるIP無線ソリューションの活用事例
MCA無線をIP無線機に移行
確実な運行、安全な運行を実現
運輸
センコー株式会社 延岡支店様
MCA無線からIP無線機に移行したことにより- 安全、確実な輸送を実現する運用体制を構築
- 無線免許更新の工数や費用負担を解消
- MCA無線と使い勝手が変わらないため円滑な移行を実現
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課題安全管理の点から無線機を使用した口頭による確認は不可欠。MCA無線の免許更新を機に、代理店に優れた無線機の提案を要請。
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解決策MCA無線機と、使い勝手も変わらないスマートウェーブのIP無線機への移行を実施。
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評価広域移動する車両とも遅滞なく連絡が取れるようになった。確実で安全な運行をIP無線機を活用して実現。
運送業の大手企業センコー株式会社の延岡支店様では、管理している車両に搭載していたMCA無線をIP無線機に切り替えました。この経緯とIP無線機の運用状況についてお伺いしました。
背景
センコー株式会社 延岡支店
車輛営業所 志賀 功 所長
車輛営業所 志賀 功 所長
センコー株式会社 延岡支店
自動車運送事業強化担当
甲斐 徳幸 課長
自動車運送事業強化担当
甲斐 徳幸 課長
工業用の化学薬品は危険物であることが多いので、その輸送には、特にきちんとした管理が必要となります」とセンコー株式会社 延岡支店 車輛営業所の志賀 功 所長は説明されます。
所内にきちんと整列停車している大型車両は壮観で、かつ、きちんとした運用で従業員の高いモラルが保たれていることが伺い知れます。
「ドライバーは荷卸ししたタイミングで、事務所のスタッフに連絡を入れます。事務所のスタッフは、その進捗状況を確認すると共に、次のお届け先や、そこで荷卸しする化成品の量などを最新の情報に基づきドライバーに念押しで確認を行います」
(ドライバーは出発時にその日の配送予定を持って出かけますが、お客様の状況により臨機応変に対応することも求められるからです)
「特に化成品の輸送においては、もし納品時にお客様側のタンク容量を超えた納品を行うと漏れ出して危険な状態にもなりかねないので、安全管理の点からも無線機を使用した口頭による確認・注意喚起は不可欠なのです」と、自動車運送事業強化担当 甲斐 徳幸課長より、無線機による口頭連絡が安全管理の点で必要不可欠であることを説明いただきました。
経緯
車両と事務所の密接な連携により、確実な納品と安全運行を実現している。
また、「スマートウェーブのIP無線機はMCA無線機と使用方法が変わらず、抵抗なく使用できることも助かりました。特に年配ドライバーにとっては、使い勝手が変わらない機器であることは良かったと思います」(甲斐 課長)
IP無線機への切替えをした際は、現場の混乱もなく、操作説明会のような現場の移行工数が不要であったとのことです。
他にも、MCA無線機からIP無線機に移行するメリットを代理店から説明いただき、更新する意思を固めたそうです。
「車載型のIP無線機に加えて、携帯型IP無線機も運用しております。これをお届け先のスタッフにお渡して運用することで、ドライバーと相互に連絡が取れるようにしています。到着前からお届け先と連絡を取り合うことで、円滑な受け入れ準備や荷卸し場所への誘導が行われます。こうした運用はお客様からも好評です」(志賀 所長)
導入効果
良く整備された車両で運行が行われる。
IP無線機も適確な位置に美しく
設置されていた。
IP無線機も適確な位置に美しく
設置されていた。
黒谷主任に車両の案内を
していただきました。
していただきました。
1)広域移動する車両とも遅滞なく連絡が取れるようになり、特に遠方に出向いた車両とも一斉情報共有ができるようになったことは有効でした。また、山間部などでの不感地帯も解消されたこともメリットです。現場から喜ばれています。
2)運用のコストの点でも、無線免許更新の費用が不要となり、また、MCA無線アンテナなどの設備の維持管理も不要となったことも、経営的なメリットがあったと感じています。
さらに「安全確実なお届けのために、車両と事務所の間での連携は不可欠です。ただし、携帯電話で運転中のドライバーとの連絡をとることは危険でもあり、コンプライアンス上も不適切なので、MCA無線はサービスが終了するものの、こうしてIP無線機で連絡体制を継続できることは良かったです」(甲斐 課長)とお話をいただきました。
センコー株式会社 延岡支店様での事例から、大型輸送におけるスマートウェーブの
IP無線機への移行の意義を説明させていただきます。
MCA無線機よりも費用対効果を向上させられる
一般的には、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下の費用が不要となり、またランニングコストの低減も期待できます。
一方、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下のメリットを得ることができます。
- 免許更新の手間や費用が不要
- アンテナなど屋外設置部のメンテ費用や故障リスクも消滅
一方、MCA無線からIP無線に切り替えることで、以下のメリットを得ることができます。
- 全国広域で通話が可能となります
- 都市部では、商業施設のビル構内や都市高速道のトンネル内でも通話が可能
- 山間部でも、主要道を走行している間はほとんどのエリアで通話が可能
スマートウェーブの車載型IP無線機は移行がスムーズ
スマートウェーブの車載型IP無線機はMCA無線からの移行がスムーズで、導入工数の削減も期待できます。
また、スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000は、MCA無線機と同じくアルミダイカスト筐体を採用。車載型の無線機に求められる堅牢性を実現しています。
- 無線機の形状が同じであるため、車両への取付作業が容易。
車両の停止時間も少なく済みます。 - マイク、取付金具等、周辺機器の流用が可能であるものが多くあります。
- 操作感が同じなので、現場の再教育なども不要です。
また、スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000は、MCA無線機と同じくアルミダイカスト筐体を採用。車載型の無線機に求められる堅牢性を実現しています。
取付ネジの位置、コネクター形状が同じである。
販売店のご紹介
有限会社片岡通信機様多くの車両、多くのドライバー様がいらっしゃいますので、ストレスなく移行できる無線機、操作説明もほぼ不要な無線機、また今までの課題の不感地帯の解消、日本全国スムーズな通信が可能な無線機。会社としては、なにより通信料金の削減できる無線機をご提案をさせていただきました。
有限会社片岡通信機
代表取締役 興梠 隆志 様
代表取締役 興梠 隆志 様