トム通信工業株式会社
スマートウェーブ・テレコミュニケーションズ社
トップ導入事例株式会社 丸代様

生コン業界におけるIP無線ソリューションの活用事例

生コン車との通話と適確な位置把握で、庸車を含めた迅速な配車を実現

生コン
株式会社 丸代様
IP無線システムを協力会社と共に導入することで
  • 庸車を含めた迅速な配車も実現して生コン車の運用効率を向上
  • 生コン車の位置や状態の把握で、迅速で適確な配車が可能に
  • 生コン車の位置がわかることは、生コン製造の準備にも効果的
 生コン車の迅速な配車には、配送担当者が各生コン車と確実に連絡が取れること、そして、生コン車の位置や状態が適確に把握できていることが重要になります。これを実現するために、不感地帯が解消される無線システムとして、スマートウェーブのIP無線を導入いただきました。
  • 課題
    生コンクリートの運搬には時間制限があるため、納品先の行先間違いなどのロスは許されません。配車担当は生コン車が時間を守り、正しい納品先に到着することをサポートしていく必要があります。
  • 解決策
    IP無線システムを導入することで、生コン車の位置が正確かつリアルタイムに把握できるようになりました。
    また、不感地帯が解消され、ドライバーといつでも連絡を取り合うことができるようになりました。
  • 評価
    自社と協力会社の生コン車を効率的に運用できるようになりました。
    また、生コン車の位置や状態を把握できることから、生コン工場側の準備にも余裕が生まれ、顧客からの要請にも迅速に対応できるようになりました。

背景


株式会社 丸代
運輸課長 加納 良夫 様
 生コンクリートは、生コン工場で製造を開始してから90分以内に現場に納入をします。したがって迅速・確実にお客様の元にお届けすることが必要となります。そこで、生コン車と事務所の間でいつでも連絡を取り合うことができる無線機の利用が欠かせません。

 丸代様では、生コン車と事務所の連絡に地域振興無線を使っておられました。しかし、不感地帯が多くあること、生コン車の位置や状態がすぐに把握できないことなどから、生コン車の円滑な運行のために、より良い無線システムを導入したいと考えておられました。

 以前の無線システムでは、生コン車の位置や状態を把握するために、配車担当は生コン車のドライバーに無線で確認を行っていました。このため、双方に手間と時間を要し、担当者は、生コン車の位置や状態を推測も交えながら業務を進めざるをえませんでした。(株式会社 丸代 運輸課長 業務主任 加納 良夫 様)

経緯


配車担当は画面を見て生コン車の位置を把握しながら、指示を出すことができるようになりました。
 不感地帯を減らして生コン車といつでも連絡が取り合えるようにするために、また生コン車の位置や状態が迅速に把握できるようにするために、丸代様はスマートウェーブのIP無線システムを導入されました。

 IP無線に切り替えてから不感地帯は大幅に減りました。また音質も良くなり、聞き取りやすくなったと好評です。また、動態管理システムiGPS7plusの使用も開始したことで生コン車の位置がPC上の地図表示で手に取るようにわかるようになりました。(加納 様)

 iGPS7plusは位置の把握だけではなく、無線を受信した履歴が表示される機能も役立っているそうです。例えば、配車担当がお客様との電話中であったために、すぐに生コン車からの無線に応答できなかった場合でも、iGPS7plusの画面上の履歴を確認することで、発信してきた相手にすぐに連絡を取ることができるようになったそうです。

導入効果


生コンを製造するオペレーターに適確な情報を伝達することができる。


自社の生コン車と、庸車が同じ地図画面上に表示されるため、効率的な配車が可能となっている。


他社(西山工産 様)の生コン車も丸代様の生コン車と共に活躍。
 配車担当は、生コン車の位置や状態が正確に把握できるようになったため、生コンを製造するオペレーターに対して、より適確な情報を伝達できるようになりました。このため、生コンの製造から納品までの一連の活動の効率が高まりました。(加納 様)

 自社の生コン車だけではなく、協力関係にある多治見生コン様や西山工産様の車両を傭車として使うことも、スマートウェーブのIP無線機では簡単に行えます。庸車になる生コン車の無線機のテンキーマイクの簡単なボタン操作による切り替えを行うだけで、丸代様の配車担当と通話ができるようになります。また、位置情報も同じ地図画面上に表示されるようになります。

 これにより、時には「一本お願いできる?」と他社の生コン車に対して臨機応変に依頼することもできるようになりました。お互いの会社の業務の効率化・迅速化に役立っています。(加納 様)

 さらに、スマートウェーブのIP無線機を装備していない他社との連携の際には、携帯型IP無線機SK-5000をお貸し出して対応しておられました。

丸代様での事例から、運輸業におけるスマートウェーブの
IP無線ソリューションの導入効果を、以下の3点で説明させていただきます。

不感地帯の解消

 自営無線、地域振興無線、MCA無線などからスマートウェーブのIP無線に移行することで、不感地帯は大幅に解消され、距離にかかわらず通話ができるようになります。また、音質もよくなります。NTTドコモの携帯電話の通話エリアであればパケット通信が可能であるため、商業施設の構内(地下街を含む)でも、IP無線システムはつながります。

 従来の無線システムでは、新たにビルや構造物が建設されると不感地帯が新規発生してしまうため、無線施設の改善や拡張などを行う必要もありましたが、IP無線システムでは不感地帯が増えるようなことがほとんどありません。


適確な位置把握で、生コン車をサポート

 スマートウェーブのIP無線機は、15秒毎に位置情報の発信に加えて、通話の都度にも位置情報を発信するため、動態管理システムiGPS7plusの画面上でリアルタイム性の高い位置把握が行えます。

 また、iGPS7plusの画面は、2分割、4分割表示も可能であるため、複数の納品先への生コン車の配送状況を画面切り替えを行うことなく一目で把握できます。さらに、iGPS7plusはインターネットに依存しないシステムであるため、レスポンス良く動作します。

4画面分割表示で複数の現場を同時に把握

生コン車の稼働率を向上させる車載型IP無線機SV-2000

 スマートウェーブの車載型IP無線機SV-2000は、テンキーマイクの簡単な操作で、傭車としての活用が円滑に運用できる機能があります。
 生コン車のテンキーマイクに対する簡単なキー操作だけで、例えば、午前はAプラント、午後はBプラントと連絡先を切り替えて、連絡を行うことができます。また、この一回の切り替え操作だけで通話先の切り替えのみならず、動態管理システムも新たな連絡先の事務所のPCに表示されるように切り替わります。
 この機能の活用で、組織を跨いで、生コン車を効率的に運用することが可能になります。

 IP無線機SV-2000のテンキーマイクの4つのファンクションキーを活用すれば、簡単な操作で、生コン車の状態(例えば、荷下中、休憩中など)を通話することなく伝達することも可能です。
 配車担当はiGPS7plusの画面上で生コン車から発進された位置と状態の情報を同時に把握できるようになります。
 株式会社 丸代の加納様も「今後、ファンクションキーを活用して生コン車の状態を把握できる運用も検討していきたい」とさらに発展的な運用も検討されておりました。

丸代様とは別会社の多治見生コン様でも、iGPS7plusを利用して、相互の生コン車(傭車)の位置把握を行っておられました。

簡単な操作で生コン車の最新状態を報告。

ご採用商品紹介

販売店のご紹介

東和電子システム様
車載型IP無線機の実績と動態管理システムのリアルタイム性の高さから、スマートウェーブのIP無線システムを提案させていただきました。IP無線システムの導入で、丸代様や協力関係にある多治見生コン様は、生コン製造から販売までの一連の流れが向上したと感じています。
株式会社 東和電子システム
営業技術1課
課長 波多野 淳平 様

類似事例のご紹介(生コン)

  • 有限会社 松尾建材様

    生コン車の位置や状態を把握する動態管理システムと、生コン出荷管理システムを連携させて、業務の効率化を実現

    詳細
  • 大成生コンクリート株式会社(広島)様

    生コン車をIP無線と動態管理でフル活用して業務効率を向上

    詳細
  • 株式会社桑原コンクリート工業(福島)様

    生コンクリートは時間との勝負
    生コン配送現場まで車両の安全面とお客様への安心感をGPS無線機で実現

    福島情報機器(株)様の
    事例紹介ページ
  • 川崎宇部生コンクリート株式会社(神奈川)様

    お客様にタイムリーな情報伝えることで、建設工事の円滑な進捗に貢献

    詳細
  • 下呂生コンクリート株式会社(岐阜)様

    見える化とコミュニケーション向上で業務の効率化に成功

    詳細